時刻と時間の学習プリントです。学校ではこの学習は2,3時間しか行いません。

 

この学習では、大きく2つのことを学習します。

  1. 「時刻」「時間」「午前」「正午」「午後」などの用語や「1時間=60分」「1日=24時間」などを覚えることです。
  2. 「3時20分の10分後」や「1時間20分=80分」のような、計算問題です。

このプリントでは、計算問題を取り扱っています。

 

子どもたちがつまずくポイントは2つあります。

 

「時刻」と「時間」の違いが分からない
「時刻」とは、10時20分や5時45分のように時の流れの1点の事をいいます。一方、「時間」とは20分間や3時間のように時刻と時刻の間の大きさのことをいいます。
しかし、このように説明しただけでは、なかなか理解できない子も多いです。なぜなら、子どもたちの日常生活の中では、「時刻」という言葉は馴染みが薄く、「時刻」も「時間」もはっきりと区別をせずに、両方とも「時間」と使っている事が多いからです。
例えば「今日の夕飯の時間は6時15分ね。」(本来は「時刻」)や「ご飯を食べる時間は30分ね。」など、身近な会話ですよね。
「何時」「何時半」「何時何分」などと普段言っているものが「時刻」で、「何時」や「何分」など最後に「間」を付けても意味が変わらないものは「時間」と説明をしてあげるのも一つの手です。
「3時60分?」「1時間20分=120分?」
ここの学習では、「3時50分の10分後は3時60分?」や「1時間20分=120分?」と考える子もいます。
1時間=60分ですので、60分で1時間くり上がります。
3時50分の10分後は3時60分としてしまう子に関して、「3時60分」は馴染みのない言葉ですので、「なんか違うな。」を気付く場合が多いです。「3時60分って言うかな?」と訊いてあげましょう。
1時間20分=120分としてしまう子に関しては、1時間を消し、その下にでも60分と書き直し、「60分と20分で80分になるね。」と順を追って計算をするのを手伝ってあげるといいですね。
学校の学習だけではなく、家での生活の中でも時刻や時間の話をしていくといいと思います。
時計の読み方から復習したい時はこちらをどうぞ

時こくと時間

「3時20分の10分後」や「1時間20分=80分」のような、計算問題です。3時50分の10分後は4時というようにぴったりになる問題はありますが、3時50分の30分後は4時20分のようにくり上がって計算する問題はありません。

 

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